カテゴリ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
10月から新入社員を数名迎えましたが、そのひとり、ヴァベーネ(= va bene)Hさんが奨めてくれたお店、[久田]。 広尾にあります。 おまかせのコースにしましたが、大正解。そのすべてに和の洗練された味が光ります。 8寸。どれもが色彩豊かに、また素材の持ち味を引き出されたものばかり。 4種類の季節の茸のたっぷり入った茶碗蒸し。これらの茸は久田さんが個人的にお付き合いのある方が わざわざ山に入って取ってこられるそうです。茸の味がこれほどまでに濃厚な1品は本当に久しぶりです。 銀杏を煎ったものですが、これがまた素晴らしく美味しい!身がぎっしり詰まっていてプリプリしていて。 振り塩加減も100点満点。塩屋が言うので間違いなし!です ボラのからすみ。まさしくボッタルガ・ディ・ムジネですが・・・ 「この深い旨味とねっとりした食感は伊太利亜にはありません」 今年仕込んだ初モノということでしたが、色目含めた全てに ダンス3人デス ☆お土産で買って帰りました! これは鯛の鯛と言いまして、鯛の頭部に入っている軟骨です。 洗って財布に入れておくとお守りになるそうです。久田さんが取って洗って下さりました。 ほら、この通り。表面に何かコーティングしておくと割れずに長持ちするそうですヨ。 お刺身。蝦蛄も烏賊もそして中トロも・・・ままま、まいう 思わず口に出しちゃったら久田さん、もう2切れを何とクーのお皿の上に!「ううう、嬉しい 」 これ、何だかお分かりになりますか?温かいそうめんですが、中には・・・度肝を抜く大きな松茸が。 しかもその隣にはぷりぷりの鱧まで!出汁も品がありながらもしっかりとコクがあって。ダンス3人です! 鯖の一夜干しです。う〜ん、これも脂が乗っていてジューシーで美味しい! パイ生地で蟹の身をたっぷりと詰め込んで軽くあげたもの。上にかかっているのは何と黒こしょう。 この一振りだけでアクセントが付いて料理全体にアクセントがついてくるのですからたいしたものです。 ふた切れ目は酢ダレで戴きました。 季節を感じさせるお野菜の煮付け。ここ[久田]では料理の味付けが、見事なまでに完璧なのです。 最後はおかわり自由の銀シャリとお味噌汁、そしてお漬物。銀シャリの上にはちりめんじゃこがたっぷりと。☆ ☆何でも男性で最高7杯ご飯をおかわりした方もいるそうです。恐ろしい・・・ダイエット中のクーは 澱粉ダイエットをしているので一杯だけにしときました。 ☆代わりに“久田オリジナル梅ジュース”は7杯飲み干しました(これは本当の話)。結局ダイエットになってない、クー。 久田のご主人、久田さん。男前デス。カウンターで食べたお陰で、初めてお逢いしたにも関わらず、 お料理についていろんな話が出来ました。とても気さくで、ご一緒していて美味しくお食事が戴けます。 また、カウンターにいると、そのお隣のお弟子さんと思われる方に厳しいながらも的確な指導をしているのが よ〜く聞こえます。事実、厳しさの中に優しさと思いやりがあるのを肌で感じました。 こんな久田さんに手取り足取り教えて貰っているお弟子さんが羨ましいかぎりです。 ダンス3人で〜す サツマイモとイチジクのドルチェ。 ダンス3人で〜す ここ、[久田]の十八番、水ようかん。口の中にいれた瞬間にふわっと口の中に洗練された甘みが広がり、 その後すぐにひゅ〜っと消えていきます。 実はこの水ようかん、久田さんが中トロ同様、サーヴィスで出して戴きました。 全体として、ヴォリュームはしっかりあると思いますが、全く胃にもたれません。クーはこの点をとっても大切にしています。 毎日食べたいと思う料理、そして実際に食べられる料理、これがホンモノだと思っているからです。 ここ[久田]の料理は、素材の秀逸さ、調理の繊細さ、香味のレヴェルどれを取っても 素晴らしいとしか言いようのないものばかりです。 特に最後の〆のデザートでダンス3人連続の理由は、上品でエグミの全くない甘さ。これは和食本来の特長なのでしょうが、 実に最高の甘みなのです。人工的ではない、自然由来の甘みだけを全面に押し出す。自然の甘みだけで勝負するのは なかなか料理の腕に自信がないと怖くて出来ないんでしょうが、久田さんはこの 【完璧な甘み加減】 を出す事に成功されているひとりなのだなぁ、と偉く感激致しました。 [久田]、その全てにダンス3人 ミシュランの審査員の方、2009年版には絶対に掲載したほうが良いですよぉ〜(笑)
by healing_blue
| 2008-10-26 16:12
|
ファン申請 |
||