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パレルモ空港でレンタカーを借りるのに多少手間取り、久し振りの晩餐はスタートが21:00になってしまいましたが 当地イタリアでは夜は20:00からのスタートが普通ですからご愛嬌。 さっそく今晩のディナー会場、[GIGI MANGIA]に車を走らせました。 明日、イタリア横断のトゥール・ディ・イタリアが当地パレルモをスタート地点としていることもあり、 レストランの近くの広場では前夜祭が大々的に行われて、スッゴク盛り上がっておりました。 さて、ここGIGI MANGIAはパレルモ市内でもシーフードが美味しいお店としてよく知られています。 2日間のCIBUS訪問で疲れた体に全員でご褒美を!ということで地元のセミセッコな白ワインを注文しました。 シチリアのワインは飲み易く、まるでミネラルウォーターを飲んでいる様に体の中に染み込んでいきます。 どうしても注文したワインと当社直輸入のワインと飲み比べてしまう、クー。完全なる職業病デス・・・ でもやっぱりクーの好きなワインはFAZIO社(シチリア・トラパニ)の商品群。適度なボディと切れの良さを 上手く表現出来ているワイナリーだと思ってます。 アベチャンも疲れを忘れさせるフレスコな若い白を飲んで上機嫌。 ジャガイモのトルティーノ、黒オリーヴのペーストとマリナートした蛸を挟んで。いきなり流石!と思わせる ピアットでした。アチェートバルサミコがサイドに飾られ、その造形美を壊すのを惜しみながらもバルサミコと混ぜて 口の中に運びます。 マッツァンコーレ(車海老)の海鮮サラダ、味付けしたセロリとニンジンを添えて おやっ、この蛸の煮凝り(とは言わないか・・・)はインパクトあります。 蛸もこういう形で 出されると、俄然存在感が増します。新鮮な蛸をスライスしてオードブルに仕立てたもの。もちろん新鮮な蛸の香味は温存。 さて、プリモとして3種類のシーフードパスタを注文しました。 アベチャンはボンゴレを注文。ここまで浅蜊の旨味を吸収させる調理法が知りたいデス。 もちろん3人でシェアする事前協定を結んでいたので、相互可侵ok!です。しばし唸る、クー&グランシェフ。 グランシェフ注文するはエオリアーナ風パスタ。いわしの塩漬けがまぶされ、そこにはういきょうの香味も確りと 付いてきていました。 アラゴスタ(ロブスターです)も添えられて濃厚な一品でありました。 クーのパスタはこのお店一番のお奨め、その名も「I Rrrrrrrricciiiiii」というもので(rの数とiの数はいい加減です、 もっと多かったかも知れません)、実は最初にクーが選んだのはエオリアーナ風だったのですが、お店の方がこのパスタが 一番お奨め!と言った瞬間に 「じゃぁ、僕、これ。」 ということになり、グランシェフとメニューが変わったわけです。(卑しい、クー。) 何て言ったら良いんでしょう、一番味がまろやかで纏まっていました。逆に言うととっても落ち着いた上品なお味。 幾らでも食べられる体にす〜っと入っていくような味です。 ラストで頼んだのはその名も「amici miei」(クーの友達)、タリアテッレで頂きました。 ポモドーロ+リコッタ+バジルペーストを和えたもの。私の友達・・・そっか、イタリアの国旗ということか ポモドーロ(トマト)=赤、リコッタ(チーズ)=白、そしてバジル=緑。イタリアの国旗カラーでありました。 このお店では前菜とパスタで組み立てるのが一番かと思います。セコンディも美味しいのでしょうが、 何せアンティパストが充実してますから、アンティパストを外してはならないお店であります。 帰り路、ワインで火照った体をパレルモ港からの潮風で冷ましながら、シーフードの余韻に浸りつつ家路に着きました。
by healing_blue
| 2008-05-12 03:01
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