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今日はデボラ湖湖塩の収穫を視察する日。 く~の会社では基本原料塩として ◯日本近海の海水を原料にして作るお塩 と ◯海外天日海水塩を原料にして作るお塩 の2種類をたくさん販売していますが、加えて ◯岩塩や湖塩 も輸入販売しています。☆ ☆これらは国内では収穫/採掘できるリソースがありません。 今日行くところは、デボラ湖という、パースから東に約450km程位置する塩湖。 ちょうど日本と真逆の気候なので、真夏に入る真っ最中のデボラ湖で ファイナルステージを迎えているお塩の収穫現場を視察に行きました。 おやっ、ここはどこだろう? そうなんです。車で行くと約5~6時間かかるところをセスナ機をチャーターして 一気にデボラ湖へ行っちゃうのです。所要時間が約1時間10分に短縮できます。 執行役員の清水君は今度で2度目なのである程度慣れていますが、 H君と足助君は初めての経験。少し緊張しているようです。 機内に乗り込むと ちょっとした朝食が渡されますが、 食べたら みんなすぐに寝ちゃいました。 お疲れの様ですねえ~ 笑 アーサーとジョーはとっても元気です。 清水君とく~もとっても元気。 く~の困った顔はインサイドカメラの設定で4人を画面に入れる為に 自分の顔を左右に振りながらセッティングしている為です(苦笑)。 結構難しいんですよ。でも、ほら、この通り、全員綺麗に入りました。 食塩分析センター長の足助君もお疲れのようですね。 ファミリーの寝顔を撮影するのはく~にとっての楽しみのひとつになりました。☆ ☆ちなみに帰りの機内では、く~も危うく撮影されるところだったようです(汗) H君が狙い、清水君が阻止してくれたようです(笑)/ デボラ湖の上空に着くと、湖を一周するようにフライトしてくれました。 あそこが塩が約35〜40万㌧備蓄されているストックパイル(貯塩場所)です。 天災等を考慮して約2年分以上の塩を備蓄しています。☆ ☆大きなサイクロンが10〜15年に1度、この地域を襲います。 人間に自然の猛威を止める力はありません。ちなみにこの地域、1998年に サイクロンに遭遇し、大きな被害が出たとのこと。 ☆WAソルトサプライ社ではテーブルソルトの数量はごく僅かでして、殆どが 化学品製造原料やプールソルト、そして食品加工用といった、人々の 生活に欠かせない物資として年間約15〜20万㌧を西豪州のお客様に安定供給しています。 空港、といっても管制塔があるわけでもなく(笑)、このようにブッシュを 平地にしただけの場所を滑走路として活用しています。 それにしても綺麗なお塩です。 ここは積み出し駅(クーリアノビング)の貯塩所。洗滌塩と未洗滌塩があって 洗滌塩は家庭用/食品工業用として、未洗滌品はソーダ工業用を中心とした 工業用としてフリーマントルまで約8時間かけて貨車で運ばれます。 毎週月曜日と水曜日に塩専用貨物列車がここで塩を積んで、パース近郊まで運んでいきます。 空港から約20kmでいよいよ最終目的地、デボラ湖に到着します。 いよいよ湖塩収穫風景現場の視察です。☆ ☆みんなが顔に被っているのは虫除けのネットです。 見渡す限り塩が織りなす銀世界に突入しました。見渡す限り、真っ白い塩だらけ、圧巻! 被り物、嫌いじゃないです(笑)。 これが収穫機です。 こうやって新しくできた塩の層を約1.5~2.0cm、 綺麗に削っていきます。 この時お塩はかき集めずに削り取ってその場に置いていきます。 この削り取った湖塩は、別の収穫機で綺麗にかき集められて、並走するダンプカーに 積載していくという方法を取っています。 今年は豊作で、16万㌧を越える塩の収穫が見込めるとのこと。 一時は年間降水量13cmという少なさに、不作を覚悟していたとのことです。☆ ☆デボラ湖は100%自然のサイクルを利用して製塩します。 湖塩層に雨が降って飽和食塩水を作り、太陽と潮風のパワーで 水分が蒸発されて塩の結晶が出来上がる。この繰り返しが永遠に続きます。 まさに、サステナビリティ(持続的な生産が可能なこと)の奥義のような製塩法です。 周囲数十㌔に亘って化学工場も農園もないので、有害な物質からは完全に隔離されています。 強いて挙げるとするならば、写真に見える湖塩周辺に生息しているユーカリの木から 風に飛ばされてユーカリの葉っぱが原料のお塩に混ざることくらい。 但し、これらはフリーマントルの本社工場で2度目の洗滌を施しますから、 すべてが綺麗に洗い流されます。 巨大なストックパイル(貯塩所)と洗滌設備。1度目の洗滌はここで行います。 洗滌水に真水を使用すると天日湖塩が溶けちゃいますから、飽和食塩水で洗滌します。 これは何だと思いますか?20ftコンテナのようにも見えるのですが・・・ うわっ、凄いっ! そうです、太陽光発電で得たエネルギーを蓄電するバッテリーが詰まってたのでした。 この太陽光発電システムによって1日平均して約120㍑に相当するガソリンが節約できるとのこと。 ということは・・・365日では43.8㎘!100〜120円/ℓとしても年間450万円前後の コスト削減に繋がります。 勿論、100%クリーンエネルギー!これによってここデボラ湖で収穫されたお塩が フリーマントルの工場に運び込まれてから東京に到着するまでに排出するCO2の数量、 いわゆるカーボンフットプリントが3.38kg→3.10kg/25kg袋にまで下げることを 可能にしてくれました。 く~も、この事実に感銘を受けまして、かなり本格的にECOシステムの導入を考え始めました。 ここで視察メンバーと別れてオフィスに移動。なぜならば これ(固定電話)が必要だったからです。 そう、今日は日本道路公団の融雪用塩の入札日なのですが、競り下げ方式により ネットオークションにて、時差1時間の日本で待機している入札担当メンバーと 電話でやり取りをすることになってたんですが、ここはデボラ湖、携帯の電波が入る術もなく・・・ そこで急いでこの固定電話をお借りして入札に参加、と相成ったわけなのです。 約1時間に亘る熱戦によって血糖値が下がるので、手元には最近ハマっている 糖漬けのレモンピールと 都度、競争相手社が入札した金額を控える為のノートと万年筆。 自社製品の建値情報等を閲覧/確認する為のPC、入札に必要な環境が整い、 いざ、1時間のリヴァースオークションに参加しました。 前回は上海、今回はここデボラ湖からの入札。電話回線も繋ぎっ放しですから、 通信コストは相当コストがかかっていると思います(汗)。 ランチはみんなと一緒に食べられませんでしたが、オークション終了後に全員で記念撮影を。 皆さんのhappyな笑顔に囲まれながら、デボラ湖を後にしました。 来年の収穫も絶対に見に来ますからね!
by healing_blue
| 2010-11-26 04:52
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